事例3
初診日が31年前
慢性腎不全で障害基礎年金2級
60歳代 女性
30年以上前から腎盂腎炎や膀胱炎を繰り返していました。
長い年月をかけて状態は悪化。遂に慢性腎不全にて人工透析を施行するようになり、相談を受けました。
しかしながら、初診日はおろか初診病院(一番最初に受診した病院)もあやふやな状況で受診記録も全くありませんでした。
そこでこれまで受診した病院を思いつくままに書き綴ってもらい、一件一件電話をして過去の受診歴を調査しました。
初診病院は31年前に受診した診療所であることがわかったのですが、当然ながらその時の受診記録等は一切残っていない状況でした。
粘り強く、二番目・三番目に受診した病院まで突き止めたところ、三番目の病院に受診記録(19年前のもの)が残っていました。
カルテの開示請求を行い、内容を丹念に調べた結果、初診病院の受診を裏付ける記載を発見。その記載が突破口となり芋づる式に初診病院
の受診を合理的に証明することができました。結果、障害基礎年金2級に認定されました。